キトとしては、GKのセバジョスを中心に何とか耐えしのいで、1点を奪うか、PK戦まで視野に入れていたのだろう。
プランが崩れたのは皮肉にも、ユナイテッドがビディッチを退場で欠いて10人になったこと。有利なように見えて、そこには落とし穴が。
10人になったユナイテッドは全体を下げ気味にする。一方、キトのほうはボールを保持する時間が長くなる。
しかし、C.ロナウド、ルーニーの二人がいれば、鋭い攻撃ができるのだから全体の人数やポゼッションは関係ない。
ルーニーのシュートは角度もコースもスピードも完璧。これまでよく抑えてきたセバジョスだったけれど、あの失点はどうしようもない。
エンターテイメントとしての準決勝のガンバ戦、タイトルマッチとして緊迫した試合を我慢し制したキト戦。どちらも王者らしいすばらしい戦いだった。
一方の敗者キト。とても印象的なチームだった。
監督はこの試合を最後に退任する。おそらくマンソはどこかに買われていくことになるだろう。このチームからは「来年がまた」がないという気持ちがとてもよく伝わってきた。
そして、横国スタジアムでの決勝戦に敗れ、ゴールポストにもたれかかってうなだれるゴールキーパーの姿が象徴的。同じポーズをしていた2002ワールドカップのカーンを思い出した方も多かったでしょうね。
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